陰茎折症は、勃起した状態で横からの外力が加わるとわりと簡単に発症する事を前回説明しました。(陰茎折症1)
実際に私もこれまで5例陰茎折症の診察、治療を経験しておりますので紹介したいと思います。
1例目は15歳の少年で、自転車で新聞配達中に転倒し陰部を打撲して発症
2例目は10代の少年 本人は羞恥心のため経緯について詳しく話してくれず詳細は不明でしたが、無理な自慰が原因と思われました。
3例目は40代 早朝尿意で目を覚ましたところ勃起していたため、小便をするために指でペニスを下の方向(便器の方向)へ強引に向けたら「ボキッ」と音がして発症
4例目は30歳代の男性。 早朝寝ている所に子供が下腹部に飛び乗り受傷
5例目は40歳代の男性 勃起時にペニスを曲げると音がしたので調子に乗ってパートナーに披露していると、「パッキっ」と大きな音がして局所が腫れてきた。
いずれも受傷後早急に対処することが出来たので後遺症もなく経過良好ですが、くれぐれもみなさんはこういうことが無いようにお気を付け下さい。 (とはいっても4例目のケースは不可抗力ですが。)