男性泌尿器BLOG

2015.11.23更新

過活動膀胱とは、「尿意とは関係なく突然膀胱が収縮をして尿意を来す(切迫尿意)」疾患ですが、それは様々な原因によっておこります。

 

最近テレビCMで啓発キャンペーンが行われているように、過活動膀胱は女性に多くみられる傾向にありますが、男性にも過活動膀胱はしばしば見られます。

 

40歳代後半以降の男性の場合は前立腺肥大症が頻尿、切迫尿意、切迫尿失禁の原因となる事が多く、最初に前立腺肥大症の治療薬から開始します。 

 

前立腺肥大症の薬を飲んでも症状が軽快しない場合には、膀胱の緊張を和らげる薬を併用すると多くの方が症状は改善します。

 

ところが、薬の投与量の調整が難しく、薬が効きすぎた場合には尿閉(おしっこが出なくなる状態)を来す事があるので、時々エコー等で残尿量のチェックをしながら適切な投薬量を決定していく必要があります。

 

頻尿や尿失禁、排尿困難等の排尿トラブルは生活の質を大きく低下させます。 人生を楽しく暮らすためにも放置はせずに症状の改善に取り組んでいただきたいと思います。 

 

排尿のトラブルでお悩みの方は遠慮なく当クリニックへご相談下さい。

投稿者: 沖縄県のなしろハルンクリニック

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