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2015.11.12更新

 自動車を運転していると、車の流れに乗れずにかなりの低速で走行、そしてウィンカーも点滅させず突然進路変更をする高齢ドライバーに時々遭遇し、肝を冷やされます。  

 

もちろん個人差はありますが高齢者になると、とっさの動作や判断力が劣ってくるため事故を回避する能力が衰え、実際に逆走や信号無視(信号に気づかない?)、追突事故等も増えているようです。 

 

高齢運転者標識(通称もみじマーク、またはシルバーマーク)が付いている車を見かけたら自分が事故に巻き込まれない様に注意をしていますが、今後超高齢化社会が進むにつれ高齢ドライバーはますます増えてくる事でしょう。

 

危険と知りつつも自家用車が手放せないのは沖縄の現状ではありますが、事故が起こってからでは取り返しがつきませんので高齢の家族や知人が運転をしていると気が気でなりません。 

 

 皆さんは運転免許の自主返納制度というのをご存じですか。 高齢のため運転を継続する意志がなく運転免許証を返納したいという方が、公安委員会に申し出て免許の取消を受ける制度で、申請取消とも呼びます。

 

運転免許証を自主返納した場合には優遇措置(支援制度)として、バス、モノレールの運賃が半額に、タクシーの乗車料金は10%割引(料金割引可能なタクシーには、後部左側ドアの窓ガラスに下の黄色いステッカーが貼りつけられています。)の恩恵を受けることができます。

 

当クリニックに毎月通院されているAさん(那覇市在住)、Bさん(宜野湾市在住)は運転免許証を自主返納され、いまではバスで通院しています。 「バス賃は半額だし、車の維持費もかからないので助かった。」とおっしゃいます。  それ以上に、万が一事故を起こした場合の事を考えると免許を返納して正解だと思います。 

 

自動運転システム(ロボットカー)が近い将来実用化されそうです。 高齢ドライバーの安全の為にも早く普及して欲しいと思います。 また、私が高齢ドライバーになっている頃には米国ドラマのナイトライダーみたいな車が出来ているのを期待します。

投稿者: 沖縄県のなしろハルンクリニック

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