男性泌尿器BLOG

2015.11.22更新

 泌尿器科では膀胱の超音波検査や尿検査を行う事が多く、尿が貯まってない患者さんにはお水を約400~500㏄飲んで利尿がつくまで待機していただくのですが、水道水を提供するのは申し訳ないので当クリニックでは水サーバーを設置しております。 水サーバーを設置する前に何社かテイスティングをさせていただきましたが、取り扱い業者は何社かあり、サーバーの見た目は同じでも水の味は各社で全く違います。 現在クリニックに設置している水は大宜味村の水で、患者さんからも「おいしい」と好評です。 患者さんの付き添いでいらした方も、クリニックへ出入りされる業者さんも山原のおいしい水を遠慮なく飲んで頂きたいと思います。 

 

尿路結石症の患者さんには排石促進、再発予防のために1日1.5ℓ~2ℓの水分摂取を指導していますが、「沖縄の水は石灰分が多いので結石ができやすい」と思っている方が多く、これは誤った情報です。 琉球大学医学部名誉教授の小川由英先生は『飲料水と結石形成因子』について研究をされていますが、結論として『沖縄の水はミネラルバランス(カルシウムとマグネシウムのバランス)が良いので、たとえ水道水をそのまま飲んでも問題なし』との事です。 ですから尿路結石症の方も安心して沖縄の水を飲んで頂きたいと思います。 

 

ボサノバに『おいしい水(Agua de Beber/アグア・ジュベベ)』という有名な曲があります。 作曲はブラジルの作曲家アントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Johbin/1927-1994)、いろいろな方がカバーをしていますが、私が一番印象に残っているシンガーは「小野リサ」さんです。 小野リサさんと言えば昔、レトルトカレーのCMにBGMとして起用されていたので彼女の歌声を聴くとパブロフの犬の条件反射でカレーが食べたくなります。 カレーと言えば、宮古の山羊カレー(ピンザカレー)を沖縄県離島フェア―物産展で一度だけ食したことがあるのですが、山羊の独特な臭いはあまりなく美味、まさに癖になる絶品です。 初めて食べたのは約10年前ですが、その後物産展に山羊カレーの出店がなく私にとって幻のカレーとなってしまいました。 いつか宮古島へ行って食べたいと思います。 (本日はおいしい水の話から山羊カレーに話が飛んでしまいました。) 

投稿者: 沖縄県のなしろハルンクリニック

お問い合わせ 電話番号:098-877-7777