男性泌尿器BLOG

2015.11.30更新

これはだいぶ前の話ですが、息子が小学校へ入学して初めての遠足の際に「準備するもの」が記載されたプリントへ『きたろうぶくろ』と書かれていた。

 

お弁当、水筒、おかし、敷物、ポケットティッシュ、きたろうぶくろ・・・・・。

 

きたろうぶくろ?? 

それについては注釈もなく、当たり前のように列挙されている。

 

はて、

きたろうぶくろ??

きたろうといえば・・・、 → げげげの鬼太郎 → げーげーげげげのげー !

 

なるほど、ゲロ袋の事か! (あっ、失礼。エチケット袋ですね。)

と、判明した瞬間すっきり!

 

うまいネーミングだと思いますが、この俗語は一般的に使われているのでしょうか? 

 

*本日11月30日 ゲゲゲの鬼太郎の作者 水木しげるさんが東京都内の病院で逝去されました。 ご冥福をお祈りいたします。

投稿者: 沖縄県のなしろハルンクリニック

2015.11.29更新

那覇市牧志、十貫瀬(じっかんじ)に、今では伝説となったJAZZ BAR「うじゅむん」 という店がありました。

(*「うじむん」と呼ぶ人がいますが、「うじゅむん」が正しい。)

 

うじゅむんは、蠢(うごめく)という字に虫を一つ加えたマスターの造語です。  私が最初に「うじゅむん」を訪れたのは30年近く前(私が大学生の頃)で、十貫瀬一帯はもともと赤線地区でもあったため、終戦直後からある古い木造の建物(トタンぶきの小屋)が密集した、ただならぬ場末感の漂う風景の街でした。

 

その一角にあった「うじゅむん 」は、15畳くらいの小さなトタンぶきの店で、店の照明は裸電球、トイレは汲み取り式の「ぽっとん便所」、そしてBGMはドーナッツ盤レコードを搭載したジュークボックスと、そこだけ数十年間時間が止まっているようでした。

 

初めて入店した時にジュークボックスから流れていたBGMは、CCRの「Susie Q」で、サイケデリックにアレンジされた曲と、店の強烈なイメージが私の脳裏に焼き付いています。 

 

マスターは気分によって店を開けるため、営業時間も不定、おつまみは缶詰のみ(さしみ等出されたら食中毒を起こしそうな店ですから・・・笑)。 

 

そんないい加減で怪しい店ですが、客層は幅広く、建築関係、政治家、音楽関係、ファッション関係、マスコミ関係、芸術家(デザイナー、写真家、画家)、ドイツ人、や○ざ屋さん、スナックのママ、学生、不審者風の人?(笑)・・・・といろいろな人種のカオスで、なかには全国区で名のしれた有名人の常連さんも何名かいたようです。(プライバシーのため、名前は伏せます)

 

もう、何年も前に店は火事で焼失してしまいましたが、いまでもファンは多く伝説の店として語り継がれています。

 

「もう一度 うじゅむんへ行きたい」と思っていたあなたへ、私の脳裏に焼き付いた「うじゅむん」の風景をプレゼントします。 下手な画ですが (笑)

 

UJM

投稿者: 沖縄県のなしろハルンクリニック

2015.11.28更新

グラクソスミスクライン社が販売している前立腺肥大症治療薬アボルブカプセル(一般名:デュタステリド)についてのご連絡です。

 

同製品を生産しているフランスの工場がフランス当局の指摘を受けたことにより急遽生産を停止し、現在の在庫限りでしばらく供給がストップされる見込みです。

 

なお、現時点では理由等詳細については不明です。

 

同じく、グラクソスミスクライン社が販売するAGA治療薬「ザガーロ」も工場生産ラインが同じ事から販売の見通しが立っていない状況です。

 

なお、現在アボルブを使用中の患者さんへは今後在庫が無くなった時点で代替薬への切り替えを検討させていただきたいと存じます。

 

詳細がわかり次第またお知らせいたします。

投稿者: 沖縄県のなしろハルンクリニック

2015.11.28更新

『陰茎折症(いんけいせっしょう)』とは、わかりやすく言えばペニスが折れてしまう病状で、そのほとんどが外傷(怪我)で起こります。 

 

「ペニスの骨折」と素人は表現しますがそもそもペニスに骨は無く骨折とは似て非なる物です。

 

ペニスの大部分は海綿体というスポンジ状の組織でできており、海綿体は白膜という丈夫な膜につつまれています。 

 

平常時にはフニャフニャの状態のペニスは、性的興奮状態の下で海綿体が充血し増大します。 充血でパンパンになった海綿体は、丈夫な白膜に包まれているのでかなり固くなります。 御存知のように、この状態を勃起(ぼっき)といいます。 

 

勃起した状態のペニスは案外横からの外力にもろく、無理に「く」の字に折り曲げると、硬い白膜はわりと簡単に裂けてしまいます。 

 

白膜が裂ける時には「ぽきっ」という音と共に痛みを感じ、裂けた白膜からの出血のため陰茎は腫れあがり、時間が経つとともに皮膚もどす黒く変色(皮下血腫)してきます。 

 

陰茎折症に対しての治療は基本的に「手術」です。 すなわち、裂けた白膜を糸で縫い合わせる修復手術を行います。 恥ずかしいからといって放置すると、ペニスの変形や勃起障害(ED)といった後遺症が残る事があります。 

 

このような事態にならないよう、くれぐれも海綿体はいたわってあげてください。 

 

泌尿器科医からのお願いでした。

 

投稿者: 沖縄県のなしろハルンクリニック

2015.11.27更新

バイアグラ(シルデナフィル)、レビトラ、シアリスは言わずもがな現在のED治療薬御三家ですが、医薬品個人輸入代行業者などを通じて販売されているものの大半が偽物と言われています。

 

先日、患者さんが「友人から外国製のシアリス100㎎錠を分けてもらった」と私に見せてくれました。 プラスチックボトルに30錠入っており、一瓶38000円で購入したそうです。 

 

国内で見かけるシアリスは5mg、10mg、20mgですが、100mgというのは聞いたことがありません。 シアリスの販売元である日本新薬さんへ確認をしたところ100㎎錠というのは世界中でも製造、販売は行われていないとの事。 つまり完全にクロ(偽物)って事です。

 

ちなみにシアリスだと正規ルートで20㎎の標準価格が1錠1900円前後。 30個だと57000円前後、それが100㎎であれば少なくとも10万~20万円はするはずです。(しつこい様ですがシアリス100㎎錠は正規品にはありません。) あまりにも安すぎる価格からして偽物の臭いがプンプンします。

 

その患者さんは、38000円分の偽物を掴まされた事を素直に受け入れる事が出来ず狼狽していました。 「実際に服用したら効果があったから本物だと思います。」、「友達から購入したので、その友達は良い人だからだましているとは思えない。」と必死に擁護をしていましたが、偽物であることは明白であり、飲み続けると健康を害する可能性が高いので心を鬼にして偽物である事を断言し絶対に飲まない、他人へゆずらないように諭しました。

 

インターネット等の非正規ルートでED治療薬を購入した事のある方へアンケートを行うと、9割以上の方は自分の購入した物だけは本物だと信じているとの事で、この患者さんも典型例です。これが人間の心理なのです。 

 

密造工場で造られた偽物の中には正規品とは異なる成分(ペンキ、金属、細菌、ねずみの糞、ゴキブリの糞、麻薬等)が混入している事があり、予測できない健康被害が懸念され、実際に死亡例の報告もあります。 

 

また、日本ではED治療薬は医師の処方箋が無ければ購入できません。 安心して使用して頂くためにも必ず医療機関でお求め下さい。 

投稿者: 沖縄県のなしろハルンクリニック

2015.11.26更新

毎週木曜日は、当クリニックは定休日でございます。 木曜日に泌尿器科疾患でお困りの方は同仁病院(浦添市城間1-37-12 電話098-876-2212)の泌尿器科外来で名城が診療対応可能ですのでご連絡下さい。

投稿者: 沖縄県のなしろハルンクリニック

2015.11.25更新

この時期は暑くなったり涼しくなったりと気温の変動が激しく、体調をくずしてしまう方が多いので体調管理には十分お気を付けください。 例年11月下旬からインフルエンザが流行し始めます。 人と接する機会の多い方や、受験を控えた方はインフルエンザの予防接種を受けましょう。

 

【那覇市医師会生活習慣病検診センター検査部発表】

平成27年47週 H27.11/16~H27.11/22

インフルエンザが疑われて検査を施行した人数 199人

インフルエンザ陽性者             7人(A型3名,B型4名)

 

*調査協力施設 浦添総合病院、那覇市立病院、沖縄赤十字病院、沖縄県立南部・こども医療センター

投稿者: 沖縄県のなしろハルンクリニック

2015.11.24更新

本日2015年11月24日午後、日本製H2Aロケット29号が種子島宇宙センターから無事に打ち上げられました。 日本のロケットとしては初めて海外の商業衛星を搭載しているとの事で、これを機会に今後の宇宙産業の発展を期待したいと思います。 

 

と言ってもロケット打ち上げの件は本日出勤中の車の中、たまたまラジオのニュースで知りました。 ちなみに私は宇宙マニアでも、ロケットマニアでもありせん。 ただ、種子島と聞くとある知人の事が思い出されます。

 

数年前に偶然知り合ったG氏。 生まれも育ちも沖縄ではありませんが、海が好きで沖縄に移住し、約20年マリンスポーツ(ダイビング、サーフィン)の仕事をされていました。

 

私がG氏と知り合ったのは、当時彼が経営していた那覇市牧志のジャズバーに友人と二人で入ったのがきっかけです。 

 

その店は桜坂にありましたがG氏がジャズバーを開店した時点、すでに桜坂の再開発は決定しており、G氏は一年限定の契約で店を開業、そしてあっという間に閉店しました。

 

「金儲けが目的ではない、若いころの夢を一度叶えたかっただけだ。」とG氏。 JBLのスピーカーにマランツのアンプとCDデッキで心地よい音楽を聴かせてくれる本格的な店でした。

 

閉店後まもなくG氏は種子島へ移住しました。 破天荒だけど、いつまでもロマンを持ち続けるG氏とまたいつか一緒に酒を交わしながら夢を語れる日が来ることを今夜は流れ星に祈ります。 

投稿者: 沖縄県のなしろハルンクリニック

2015.11.23更新

過活動膀胱とは、「尿意とは関係なく突然膀胱が収縮をして尿意を来す(切迫尿意)」疾患ですが、それは様々な原因によっておこります。

 

最近テレビCMで啓発キャンペーンが行われているように、過活動膀胱は女性に多くみられる傾向にありますが、男性にも過活動膀胱はしばしば見られます。

 

40歳代後半以降の男性の場合は前立腺肥大症が頻尿、切迫尿意、切迫尿失禁の原因となる事が多く、最初に前立腺肥大症の治療薬から開始します。 

 

前立腺肥大症の薬を飲んでも症状が軽快しない場合には、膀胱の緊張を和らげる薬を併用すると多くの方が症状は改善します。

 

ところが、薬の投与量の調整が難しく、薬が効きすぎた場合には尿閉(おしっこが出なくなる状態)を来す事があるので、時々エコー等で残尿量のチェックをしながら適切な投薬量を決定していく必要があります。

 

頻尿や尿失禁、排尿困難等の排尿トラブルは生活の質を大きく低下させます。 人生を楽しく暮らすためにも放置はせずに症状の改善に取り組んでいただきたいと思います。 

 

排尿のトラブルでお悩みの方は遠慮なく当クリニックへご相談下さい。

投稿者: 沖縄県のなしろハルンクリニック

2015.11.22更新

 泌尿器科では膀胱の超音波検査や尿検査を行う事が多く、尿が貯まってない患者さんにはお水を約400~500㏄飲んで利尿がつくまで待機していただくのですが、水道水を提供するのは申し訳ないので当クリニックでは水サーバーを設置しております。 水サーバーを設置する前に何社かテイスティングをさせていただきましたが、取り扱い業者は何社かあり、サーバーの見た目は同じでも水の味は各社で全く違います。 現在クリニックに設置している水は大宜味村の水で、患者さんからも「おいしい」と好評です。 患者さんの付き添いでいらした方も、クリニックへ出入りされる業者さんも山原のおいしい水を遠慮なく飲んで頂きたいと思います。 

 

尿路結石症の患者さんには排石促進、再発予防のために1日1.5ℓ~2ℓの水分摂取を指導していますが、「沖縄の水は石灰分が多いので結石ができやすい」と思っている方が多く、これは誤った情報です。 琉球大学医学部名誉教授の小川由英先生は『飲料水と結石形成因子』について研究をされていますが、結論として『沖縄の水はミネラルバランス(カルシウムとマグネシウムのバランス)が良いので、たとえ水道水をそのまま飲んでも問題なし』との事です。 ですから尿路結石症の方も安心して沖縄の水を飲んで頂きたいと思います。 

 

ボサノバに『おいしい水(Agua de Beber/アグア・ジュベベ)』という有名な曲があります。 作曲はブラジルの作曲家アントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Johbin/1927-1994)、いろいろな方がカバーをしていますが、私が一番印象に残っているシンガーは「小野リサ」さんです。 小野リサさんと言えば昔、レトルトカレーのCMにBGMとして起用されていたので彼女の歌声を聴くとパブロフの犬の条件反射でカレーが食べたくなります。 カレーと言えば、宮古の山羊カレー(ピンザカレー)を沖縄県離島フェア―物産展で一度だけ食したことがあるのですが、山羊の独特な臭いはあまりなく美味、まさに癖になる絶品です。 初めて食べたのは約10年前ですが、その後物産展に山羊カレーの出店がなく私にとって幻のカレーとなってしまいました。 いつか宮古島へ行って食べたいと思います。 (本日はおいしい水の話から山羊カレーに話が飛んでしまいました。) 

投稿者: 沖縄県のなしろハルンクリニック

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