包茎手術

包茎とは

包茎には、病気である真性包茎と、病気ではない仮性包茎があります。

真性包茎

真性包茎は、ペニスの皮が狭いために勃起の際にペニスが締め付けられて亀頭を露出することができない状態です。
真性包茎を放置することによって、たまった恥垢(ちこう)で不潔となり、さらには慢性的な炎症が原因で陰茎がんの原因にもなります。

また、勃起の際に痛みを生じたり包皮が裂けたりして、正常な性交渉が困難となり、勃起不全(ED)、不妊症の原因となることもあります。
真性包茎は立派な病気ですので、治療(手術)は保険診療で行えます。

仮性包茎

仮性包茎は、普段は亀頭が包皮を被って隠れているが、勃起した時に手でむくと簡単に亀頭が露出する状態のことです。
仮性包茎は病気ではないので、通常は治療に保険が適応されませんが、仮性包茎の陰茎皮膚に炎症や腫瘍等の病気が合併した場合、保険での治療が適応となる場合もあります。

ご自身では仮性包茎なのか、真性包茎なのか判断できないことが多いため、気になる場合には医師の診察を受けることをお勧めします。
当院では、手術が必要であるか、放置して良いのかを患者さん側の立場に立ってアドバイスをいたします。

また、自由診療(保険外診療・自費)で手術を希望される患者さんに関しては、手術のメリット・デメリットを詳細に説明させていただいた上で、希望をされる方にのみ治療に当たらせていただいております。

充分なインフォームドコンセントを心がけ、無駄に高額な医療を勧めることはいたしませんので、安心してご相談にいらしてください。

手術の流れ

問診、検査

まずは診察をして、真性包茎なのか仮性包茎なのかを診断します。また、仮性包茎の場合は治療が必要な場合とそうでない場合がありますので、その判断もします。

その上で、手術が必要で、かつご希望される方には手術日の予約をしていただき、事前検査を実施します。

手術

手術は、原則金曜日の午後に実施します(ただし、どうしてもご都合が悪い方には他の曜日で調整いたします)。

局所麻酔を使った日帰り手術で、1時間程度で終わります。

術後

24時間後からシャワーが可能で、仕事などの日常生活も翌日から復帰していただけます。

なお、縫合の糸は自然と溶けるものを使用していますので、抜糸のために再度ご来院いただく必要はありません。性交渉は1ヶ月後くらいから行っていただけます。

よくある質問

Q、包茎手術は痛いですか?

A、治療中は麻酔が効いていますので痛みはありません。その後、麻酔が切れてくると少し痛みを感じることはありますが、激痛で耐えられないということはありません。また、その痛みも通常は2〜3日で治まります。

Q、包茎が自然と治ることはありますか?

A、軽度の仮性包茎であれば治ることはありますが、真性包茎は手術しなければ治りません。

Q、真性包茎は訓練で治すことができますか?

A、幼少時なら訓練で治ることもありますが、中学生以降は手術なしに治ることはありません。

Q、真性包茎と仮性包茎の違いを教えてください。

A、手でむいて亀頭を露出させることができるかどうかが一つの目安となります。ただし、仮性包茎の中にも勃起時に陰茎が締め付けられて痛む場合や繰り返し皮膚炎を起こす場合には手術が必要なケースがあります。(保険適応

包茎でお悩みの患者さんへ院長からのメッセージ

自分は包茎なのか、手術は必要なのか、そんな悩みをお持ちの方は、まずはお気軽に診察を受けていただければと思っております。
特に若い男性は、包茎をコンプレックスに感じて悩んでいる方が多いかと思います。手術が必要なのかどうかを知るだけでも安心感に繋がります。

当院では無理に手術を勧めるようなことはありませんので、気になるようでしたらまずはご相談にお越しください。

費用

診察料金

診療目的診療項目料金(税込)
保険3割自費(自由診療)
診察初回初診料 850円 2,200円(税込)
診察2回目以降再診料 380円 550円(税込)

手術料金(保険診療)

項目診療報酬(点)料金
保険(3割)
真性包茎手術1  背面切開 740  2,220円
真性包茎手術2  環状切開 2040 6,120円
術前検査 ・血算
・生化学検査
・血液凝固
・感染症
869円  2,610円

手術料金(※初診料+術前検査+手術料金=80000円)

項目自費(自由診療)
料金(税込)
包茎手術   73,360円(税込)
術前検査 ・梅毒定性[TPHA]
・梅毒定性[RPR]
・HBS抗原[CLEIA]
・HCV抗体
(第3世代)[CLEIA]
4,480円(税込)
お問い合わせ 電話番号:098-877-7777